トワイライト・ブレイク

ドウモ、Showkyデス(←ウソ)

蒸し暑いなあと思ってると、やっぱり雨が降ったりしますね。雨が上がればちょっと涼しくなって、それはそれで体調管理が難しそう。梅雨も間近です。


そんなんで、今日は1985年のヒットナンバーが中心。


オープニングは、1985年5月のヒット曲をお届け。
「にくまれそうなNEWフェイス/吉川晃司」「あの娘とスキャンダル/ザ・チェッカーズ」「ふたりの夏物語杉山清貴オメガトライブ」「ミ・アモーレ/中森明菜あたりですね。


続いてピックアップアルバム。
やはり1985年にリリースされたPSY・Sの1st.アルバム「Different View」を特集。
バンドブームの到来とともに、バンド以外のスタイルのアーティストにも注目が集まり始めました。女性ボーカルに男性のクリエイターの二人組というスタイルのハシリと言ってもいいのが、今回紹介する「PSY・S」です。当時最も最先端だったフェアライトを駆使したサウンドは、まあテクノではあるんですが、なかなかどうして、ジャズやR&Bといったルーツミュージックを下敷きにした楽曲のクオリティーは高く、ヴォーカルのチャカの歌唱力にも定評があり、異色のグループとして話題を集めてました。僕はラジオで、このアルバムに収められた「Paper Love」を一発で気に入り即アルバムゲット。そのままお気に入りの1枚です。後のアルバムに比べて、非常に音数が少なくシンプルですが、全然‘薄く’ないのは音楽そのものに厚みがあるからですね。豪華なオーケストレーションを使っても薄っぺらの曲しか作れない作曲家も多い中で、貴重な才能ですよ。

Different View(紙ジャケット仕様)
Different View(紙ジャケット仕様)


朗読コーナー「ことばの散歩道」。
今日は星新一「エヌ氏の遊園地」から「よごれている本」を朗読してみました。


エヌ氏の遊園地 (講談社文庫 ほ 1-1)
エヌ氏の遊園地 (講談社文庫 ほ 1-1)


4時15分頃からは、「ヒットtheビート」
ロック史に残る伝説の名盤を紹介します。今日紹介したのはThe Beatlesの初期のJohn Lennnonナンバー。詳しくは番組日記をどうぞ。
http://fmgig.exblog.jp/i30/



続いて「青春の1曲」
僕の中学時代は、それこそ校内暴力まっさかりで不良も多く、校舎もよくガラスが割られてたりそりゃあニギヤカでした。そんな陰湿なことは起こらず、楽しくはやってたんですけどね。でも、小学校の頃マジメで可愛かった女の子が、髪を染めたり、スカートが短くなったり、タバコを吸ったりすると、ちょっとイヤな気がしたもんです。今でも、女性の喫煙はイヤだな。なんか不幸せで不健康な気がして。
今日は、そんな学生時代を思い出させる森川美穂のデビュー曲「教室」をお送りしました。


木曜だけのコーナー「ミステリ館へようこそ」
文学離れの進む中、ミステリーはしっかりと人気も根付いていますが、このコーナーではみなさんの敬遠しがちな、海外の古典ミステリを紹介していきます。
今日紹介したのは「黄色い部屋の謎/ガストン・ルルー
本格ミステリといえばイギリスと相場は決まっていて、フランスのミステリはどちらかと言えば冒険やロマン重視、そんな評価が一般的ですが、フランスにも、世界に誇る本格ミステリはもちろんあります。その代表が、今回紹介する「黄色い部屋の謎」。密室トリックの代名詞とも言える古典の傑作です。
その鮮やかなトリックはもちろん、複数の探偵の知恵比べや恋愛の要素もあって、エンターテイメントしても一級品。僕は小さい頃、子ども向けのリライトで読みましたが、ほんとにわくわくしながら読みました。今でも数社からちゃんと翻訳されてますので、ぜひ未読の方は読んでみてくださいな。


黄色い部屋の謎 (創元推理文庫 108-1)
黄色い部屋の謎 (創元推理文庫 108-1)


続いてもうひとつ、木曜だけのコーナー「Touch The English!!」
要するに英語講座。小説の原文に触れながら英語に親しもうというコーナー。
テキストは「The Illustrated Man(刺青の男)/Ray Bradbury(レイ・ブラッドベリ)」
名文の誉れ高いブラッドベリの作品の中でも、特に僕の好きな一冊です。
まずはこの中から、衝撃的な名短編「Kaleidscope/万華鏡」を読んでみましょう。
今日のポイントは
「as long as he was in radio range, disturbing all of them,...」
コンマで長く繋がる英文は、できるだけ短く区切って訳すのが翻訳の基本ですが、ここのポイントは‘disturbing all of them’です。ぴったり当て余る日本語を探しましょう。実際の訳文も素晴らしいです。
disturbingをずばり「みんなの気持ちをかきみだし」
と訳してます。これも、英訳の時に応用できそうですね


The Illustrated Man (Grand Master Editions)
The Illustrated Man (Grand Master Editions)


今日はその他、「冷血(コールド・ブラッド)/甲斐バンド」「負けるもんか/バービーボーイズ」「早く帰りたいPart2/仲井戸麗市」あたりをオンエアーしました。おまけ放送では、近々木曜で英語のコーナーを担当してもらうJaysonに初登場してもらいました。


ではまた来週もお楽しみに♪